幸せはな人は、幸せを…

外気は秋とは思えない寒さ。けれど、久しぶりに熱くなる試合でした。だって赤い帽子が…いえ、それはともかく（笑）後半は特に、こんなに応援したのは西京極以来かも…というくらい応援しました。あきらめかけていた…そんな人もいたかもしれない。でも、私は信じていたよ、絶対今日は勝つって！！

得点タイムは90分＋5。決めたのはＦＣ東京の顔ともいうべき選手。サポーターに最も愛されているであろうその選手は、つい先日第一子を授かったばかり…ドラマチックすぎて出来すぎで、マンガだったら編集者に「ちょっと都合が良すぎますね」と言われかねないレベル（笑）でも現実はえてしてそういうものだということを、サッカーファンは知っている。

ゴール裏もバックスタンドも、心をひとつに歌い続けたのは、歌い慣れたあのチャント。もちろん、みんなで「ゆりかご」の振りを付けて。左右の振りが揃ってないのはご愛嬌（笑）

はにかみながら挨拶に来たその選手も、カメラマンにそくされてみんなの前で同じ「ゆりかご」。困ったような笑顔の奥で、喜んでくれているが伝わってくる。

「みんな、ありがとう」「こちらこそ、決めてくれてありがとう」「俺も娘も幸せだよ」「私たちも幸せだよ、ナオのおかげだよ…」

だって、Ｊ２だから…。今季は勝ててもどこかでそう思っちゃってた。けど、本当に嬉しい勝利にカテゴリーなんて関係ないことを知る。そして、幸せな人は、人を幸せにしてあげることができることを思い出す。。。

間違いなく、一生忘れられない試合になった、平日の三ッ沢。ありがとうナオ、ありがとう。